2011/09/11

バッグデザイナーになる旅

先日「バッグデザイナーになる旅」をプロデュースすべく
バッグデザイナーの一日を体験してきました。

訪問先は東神田にあるJoolie(ジューリー)
バッグデザイナーのシロヤマアケミさんのアトリエ兼ショップです。

自分のアトリエで好きな作品を作りお客様に販売する。
ものづくりが好きな人はあこがれるであろう環境で
今日は一日見習いとして頑張ります!















最寄駅は馬喰町。
トーキョーのイーストエリアとして
にわかに注目を浴びているエリアです。















お店は手前が販売スペースになっていて
奥にアトリエが配置されています。
アトリエ兼ショップ。
なんか憧れる響きですね。















ジューリーのバッグはデザインはもちろん、素材の買い付け、縫製
ブランドサイトの制作、お客様への販売まで
全てシロヤマさん一人で作られています。
















カラフルで細部にまでこだわられた装飾が特徴で
バッグの内側は複数の布でおしゃれにデザインされていてます。
一つ一つに細やかなこだわりが入っていて
洗練されながらも、とても温かい感じのするバッグですね。
僕の中の乙女心がうずきます!















アトリエに積まれた、色とりどりの布地は
定期的にパリやニューヨークに買付けに行っているとのこと
通常はかばんに使用されないような
テキスタイルを使用するのが
シロヤマサンのバッグの特徴でもあります。















元々はアパレルのデザイナーだったシロヤマさん
バッグ作りはアパレル作りと比べて
まだ誰もやっていない事が多いので、
自分の色を出す上で、これから職業にするのはオススメとのこと。
けど、ミシンや皮を鋤く機械などが少し高めなことがたまに傷なんだとか・・・















1日見習いは、実際のバッグの製作風景を覗きながら、
自分でも実際にカードケース作りを行い
バッグ作りの基本を学んで行きます!















まずは、デザイン画からイメージを膨らませ
職人さんに伝えるため詳細な仕様を書き込んだ
実寸の図面を製作していきます。















次は型紙を作っていきます。
型紙を作ることで、バッグの作り方を細部まで知ることが出来るため
デザイナーとして、出来上がり見せ方がより鮮明になるとのこと















ちなみに僕の型紙はこちら!
シロヤマさんに何度も「大丈夫ですか?」
心配されながら仕上げた苦心の作です!

ちなみに、真ん中の穴は「ヌキ型」と呼ばれる鉄製の型を
思い切り叩いて作りました。















型紙に合わせて皮をカット。
ジュリーのバッグは大量生産品ではないので
一つ一つを「包丁」と呼ばれる道具を使って手作業でカットしていきます。

その後、部分的に皮を0.1ミリ単位で厚さを調整します。
この作業がバッグの出来栄えを大きく左右するのだとか。















ジューリーのバッグは他のバッグでは使われないような
洋服用の生地を使ってバッグを製作されます。
だから、とてもかわいい柄が多いんですね~!
自分の好きな柄を使って、オリジナルのバッグを作ることも出来るとのことです。















こば面を高速で回る木のこまを使って滑らかにしていき
その後、パスコと呼ばれる樹脂で色付けをして表面を整えていきます。
なんだか形になってきました!















切り合わせた皮を樹脂で接着した後、いよいよミシンで縫製していきます。
ステッチの長さを微妙に調整したり、針の穴を合わせたり
細かい作業を繰り返しながらペダルを踏んでいきます。
緊張で手が汗ばみます。。。















完成ーー!

仕事旅行社のマークが真ん中から顔を出す
楽しい名刺ケースが出来上がりました!

お客様の声を聞きながら
自分の作りたい楽しい製品を作りだす作業は
とても楽しく満足感がありました。
それでいて、僕たちが手に取るまで
様々な細かい行程を経てバッグが出来上がることも実感しました。

シロヤマさん
どうもありがとうございました。

バッグデザイナーになる旅は今秋商品化予定です。
お楽しみにー!

「Joolie(ジューリー)」のサイトはこちら

0 件のコメント:

コメントを投稿