2012/02/14

ゲストハウスの女将になる旅

世界中を旅行するバックパッカー。
そんな彼らが宿泊の為に利用するのが
ゲストハウスと呼ばれる簡易的な宿泊施設です。

食事やアメニティなどのサービスを削ることで
安い宿泊費で宿を提供できることや
その日出会ったばかりの国籍も文化も異なる旅人同士が
コミュニケーションできる事が魅力です。

今回訪れるのはゲストハウスtoco.
下町風情が漂う東京下谷にある。
古民家を改装したゲストハウスです。

















今回は「ゲストハウスの女将になる旅」をプロデュースすべく
toco.の女将である宮嶌さんに密着して
国際色豊かなゲストハウスの中でお客様をお迎えする、
女将の仕事がどのような物なのか
体感してきたいと思います!















仕事の基本はスタッフの食事の用意から始まります。
ゲストとコミュニケーションを取りながら用意開始です。















食事の用意を手伝いながら
大学の友人と旅で出合った友人4人で立ち上げたこと
立上げまでの経緯やこれからの事。
toco.にまつわる様々のことのお話を伺います。















4人で事業を始めようと決意したときは
まだゲストハウスをしようとは思ってなかったそうです!
きっと「何をするか」ではなく「誰とするか」が重要だったんですね。
いろんな驚きの話を伺っていると準備が整いました。















toco.ではヘルパーさんと呼ばれる
住込みのお手伝いさんが居て
日中のお掃除や、夜のレセプション兼館内案内などを手伝われています。















スタッフ全員での賑やかなランチ。
創業メンバー4人とヘルパーさんみんなで食べる食事の時間は
情報交換をする意味でもとても大切な時間です。
冗談が飛び交いとても朗らか。















女将の仕事で大切なこだわりの一つは施設を「常に綺麗にしておく」と言う事。
約90年前に建てられた古民家をリノベーションしているので
雰囲気はとても良いのですが、どうしても「古い」ため
少しでも「汚れ」があると、とたんに「みすぼらしく」感じてしまいます。















と言うわけで、日中はとにかく「掃除」に明け暮れます。
作業量は女将もこの仕事を始めてから腕と肩の筋肉がかなり付いたというほど多いです。
床を拭いては・・・















窓を拭き・・・















そして、また床を拭く。。。

ゲストハウスの仕事は

世界から訪ねてくる旅行者が相手のため
全てが「1回勝負」です。

単純作業の先にお客様の居る事を忘れないで
「手を抜かない」「楽をしない」事を心掛けているという
女将の言葉を思い出しながら掃除に励みます。
















冬の時期の水拭きは辛いところがありますが
古民家独特の畳の香りや、木の雰囲気からは
さながらお祖父ちゃんの家やお寺を思い出し
なんだか心が洗われる気がします。















途中はチェックアウトのお手伝いをすることもあります。

















掃除の後は休憩タイム。
アルバムを見ながら、toco.が出来るまでを振り返ります。
















休憩が終わると夕方からは夜に行われる「寿司パーティー」の準備です。
toco.ではゲストハウスを「寝る場所」というだけでなく
「安心できる場所」「ただいまと言える場所」と言えるように
宿泊客を含め様々な人の交流を大切にしていて
イベントを積極的に企画して、そのような機会を作っています。
















寿司パーティーに使う材料を

女将と決めて、材料の買出しに向かいます。
















そして、寿司の下ごしらえ
この日はキッチンに居る事が多く
みんな女将との会話を求めてやってきていました。
















寿司パーティースタート!
積極的に初めてのお客様に声を掛けて
コミュニケーションの種を作って行きます。















toco.の特徴として
旅慣れた海外からの旅行者だけでなく、
東京都内から週末の息抜きに来られる方まで、
利用される方は様々で、その人達同士の交流が
新たな魅力を作っています















ゲストハウスの女将をしていて
一番うれしいのは「ゲスト同士が仲良くなった時」との事。
新たな出会いを作れるおもしろみがそこにはあるんでしょうね。

















宮嶌さんを始めとしたtoco.のスタッフのみささん。
どうもありがとうございました!
ゲストハウスの女将になる旅は近日販売予定です。
お楽しみにー!

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