とことん自然に浸れる「ネイチャーガイド」というお仕事。
本日「ネイチャーガイドになる旅」をプロデュースすべく
ネイチャーガイドの一日体験をしてきました。
今回お伴させていただいたのは奥多摩駅を拠点に、
森林ガイド、森林セラピーを行っている土屋さん
奥多摩町公認のガイドです。
もともと奥多摩地域で生まれ育った土屋さん。
小さなころから親に連れられて里山を駆け回っていました。
だから、自然に関する知識はとてつもなく豊富。
その知識を生かして、自然を案内する仕事に就いたのは
必然的な流れだったのかもしれません。
日本には「ネイチャーガイド」はたくさんいますが、
それを本業として活動されている方は僅か。
本業は別にありながら、アルバイトだったり、
ボランティアで行っている方が多いそうです。
土屋さんは、ネイチャーガイドを本業で行う数少ないガイドさんです。
僕の住む平塚駅から電車を乗り継いで3時間(!)
奥多摩駅に着くと、もうそこに居るだけでなんだかマイナスイオンが
漂っているような、穏やかな気分になってきます。
当日は平日だったため、駅周辺に人はまばら。
駅で待つ土屋さんと対面。
軽く自己紹介をして、早速トレッキングルートに向かいます。
トレッキングルートの入り口には早速すっごいでっかい杉。
この地域では断トツ大きいそうです。
思わず抱きつきたくなります。
しかも、その杉を過ぎたと思ったら、いきなり吊り橋。
スタート早々、すっごいですね。
でも、思ったよりも揺れませんこの吊り橋。
とは言え、一回に通って良い人数は5人という指定があるそうです。
川沿いを進んだのですが、
ここ数日間の雨で、川は濁っています。
釣りにはちょっと厳しそう。
この川ではニジマス、ヤマメ、ハヤ、アユなどが釣れるそうです。
しかも天然モノ。釣り好きとしては、ワクワクしてしまいます。
この野草なんだか分かりますか?
土屋さんは次々と食べられる野草を見つけていきます。
僕も教わった野草を探してみますが、どれも同じに見える・・・
見晴らしの良いポイントなどで、深呼吸タイムとして
休憩をちょこちょこ挟んでいきます。
今回は仕事旅行の下見として見学したのですが、
通常ここは町の公認ネイチャーツアーの会場として
使用しています。だから設備が半端ない!
至るところで、深呼吸する場所とか
眺望を楽しむ場所とか、ヨガするポイントとか
準備されているのです。
普段見ない花などにも注目しつつ、
ゆっくり歩いていきます。
地面には木のチップが敷き詰められてて、歩きやすい!
なんて油断していたら、突然大きな音がして
前方の高い木から四角い物体がスーーーーっと横切った!
土屋さんが「ムササビ!!!」って言ってくれなければ、
全く何が起こったのかは分かりませんでしたが、
目を凝らしてみると、確かにそれらしき動物。
土屋さんも初めて見たそうです。
というストーリーにちょっと興奮。
土屋さんは、『自然』をキーワードに、トレッキング、ヒーリング体験、
その他様々なワークショップを絡めて活動しているそうです。
その活動が注目され、色々なメディアに出演。
メディア関連の仕事がかなりあるとか。
仕事が多く、一緒になって活動する仲間が欲しいと言っていました。
だから、食べるには困っていないそうです。
「どうやってネイチャーガイドになったのですか???」と質問をしてみました。
もともと子供のころから自然に関わって育ったため、
その知識を生かして、HONDAの自然ミュージアムで指導員のような仕事をしていたそうです。
経験を生かし、地元で臨時職員としてネイチャーガイド活動に関わるようになり
今はフリーで活動されているそうです。
一見ネイチャーガイドというと、ボランティアのイメージが強い職種ですが、
土屋さんのように、『自然』を体験する活動を膨らませていけば
仕事はどんどん広がって行きます。
とは言え、人に説明する仕事ですので、知識は必須。
長年かけて経験を積みながら覚えていきます。
まずは自分の興味のある分野、
野草、花、魚、木、動物。
好きなところから少しずつ覚えていくことが大切だとか。
他にも、自然相手ですから危険も付き物。
危険を回避する方法など経験を通じて学んでいく必要もあります。
仕事をやっているというよりも、
毎日遊んでいるような感覚という土屋さん。
この仕事が好きなことのひしひし伝わってきました。
普段オフィスで働いている僕にとっては、
自然の中が職場というのはとても羨ましく思ってしまいました。
私自身、山を歩く経験がほとんどなかったので、
体力的に若干心配はありましたが・・・
穏やかなルートで、息が上がることもなく、
筋肉痛になることもなく、程よく癒されてきました。
土屋さんありがとうございました!
ネイチャーガイドになる旅はこちらです。
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