犬好きな人であれば
一度はあこがれたことのある職業「ドッグトレーナー」
先日「ドッグトレーナーになる旅」をプロデュースすべく
ドッグトレーナーの一日体験をしてきました。
訪問先はお台場のヴィーナスフォート内にある
「犬のがっこうECO-LE(エコール)」さん
エコールさんでは犬のしつけを通して
人間と犬が調和した社会作りを目指されています。
「しつけ」や「学校」と聞くと、なんだか身構えてしまいますが
エコールさんでは「遊びを通してしつけを行う」というコンセプトがあり
メリハリをつけながらも、犬が楽しく学べるようになっていて
学校というよりかは、なんだか幼稚園に来た気分になりました(笑)
仕事旅行は下記のようなスケジュールで進みました。
11:00 ◇オープン
・自己紹介/体験の流れの確認
・犬達のお出迎え
11:30 ◇トレーニングの見学
・それぞれの犬達に合わせてのトレーニングを見学します。
12:30 ◇ランチ
・ヴィーナスフォート内でランチです。
13:30 ◇トレーニング実習
・セカンドパートナー犬を実際トレーニングしてみます。
15:00 ◇お見送り
・飼い主さんとその日勉強したことのおさらいをします。
◇オープン
学校がオープンすると
犬がぞくぞくとやってきます。
ボーダーコリーのニコに。ジャックラッセルのレオン。
ヨーキーのキキ&ララ。ダルメシアンまで・・・
みんな「遊んでー♪」と興奮気味!
ドッグトレーナーの先生達を見ると、犬達に精一杯な気持ちで答えるためか、
喜怒哀楽が大きく、とにかくにぎやか。
これは、ドッグトレーナーの特徴なのかも知れません。
◇トレーニングの開始
いよいよトレーニング開始。
みんなで一緒に練習する時間と、
スタッフとマンツーマンでトレーニングする時間があります。
そして、犬だって人間のようにいろんな性格があり
「おやつが好きな子」
「褒められるのが好きな子」
それぞれの性格や家庭での困ったことによって
トレーニングを変えて行くのだとか。
トレーニング中もやっぱりにぎやか(笑)
「先生が楽しいときは、僕も楽しい!」
「先生が悲しいときは、僕も悲しい~」
犬は人間の感情をするどく読み取ってくれる
とっても純粋な動物なので
人間以上に雰囲気作りが重要なのかも知れません。
ホントに楽しい空間でした。
ちなみに、今日が初登校のロン君はマーキング好きで
学校の至るところにおしっこをしていきます。
変な場所におしっこをする度にロン君たしなめて、
トイレにおしっこをしたら、おもいっきり褒める。
そんな先生の姿が印象的でした。
◇トレーニングの実習
午後は先生の指導のもと
セカンドパートナー犬のボブ君をトレーニングしました。
ちなみにセカンドパートナー犬とは・・・
里親を探している犬達のこと。
日本では毎年28万頭の犬猫達が殺処分されている現状があり
それを少しでも変えるため
ペットショップの「ペットシティ」が民間企業では初めて、
店舗で捨てられた犬の里親を探すと言う試みをされているのだとか。
エコールではセカンドパートナー犬のしつけの面でその協力をされています。
セカンドパートナー犬は常に人間と接している訳ではないので
飼犬よりもしつけが難しく。
丁寧な指導が求められるとのこと。
「おすわりの教え方には5つの方法があるんですよ」
「おすわり・ふせ・待て・呼んだら来る・一緒に歩くが基本のしつけです」
「いきなり変わる訳ではないので、ちょっとした変化を褒めていきます」
「リードは常にたるませてください」
笑顔が素敵なベテラントレーナーの野口さんに教えてもらいながら
ボブ君をトレーニングです。
ボブ君はとても良い子で、僕の指示にもビシッ!と従ってくれましたが
何も出来ないところから、ここまでトレーニングされるのは
とても根気のいる仕事なのでしょうね。
◇お見送り
ダルメシアンの飼い主さん達が
お迎えに到着、おさらいが終了しおうちに帰っていったところで
仕事旅行終了です。
ちなみに、エコールさんでは
お預かりした一匹ごとに、当日のトレーニング風景を記録した
カルテ(写真付き)を作られていて、飼い主さんにお渡ししています。
頑張った内容などが詳しく、かわいく書いてあって
もらった飼い主さんも喜ぶんだろうなぁ・・・
「仕事の辛いところは、自分の飼犬が2番目になってしまうこと(1番目はお客様の犬)」
「この仕事の良いところは、好きなことを仕事に出来ているところ」
「出来なかったことが、出来るようになる瞬間が楽しい」
そんなお話するなかで、ドッグトレーナーという職業が
大好きなことがひしひし伝わってきました。
楽しい事ばかりじゃないけど、好きなことを仕事にしていくってやっぱり素敵ですね。
自分自身、ひそかなあこがれであった「ドッグトレーナー」という職業。
やっぱり良かったなぁ~
とてもにぎやかな空間に身を置き
「ドッグトレーナー」を体験することが出来たため
さらにあこがれが強くなってしまいました(笑)
エコールの皆さん。
本当にありがとうございました。
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